【実生盆栽】黒松と五葉松の発芽はどう違う?春の芽吹きと特徴を徹底比較

五葉松の発芽 お手入れ
発芽の違い

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種から育てる「実生(みしょう)」の醍醐味は、なんといっても「発芽の瞬間」に立ち会えること。しかし、同じ松柏類であっても、その芽の出方や生まれたての姿には、驚くほど個性があるのをご存知でしょうか?

今回は、盆栽の王道である「黒松」と、繊細な美しさが魅力の「五葉松」について、それぞれの初めての春の迎え方、芽の出方の違いをじっくりと観察してみましょう。

男松(おとこまつ)の片鱗を見せる、黒松の力強い発芽

黒松の発芽
黒松の発芽《まめぼん 〜mamebon〜》より

黒松は別名「男松」と呼ばれるように、その荒々しい樹皮と力強い葉が特徴です。その性質は、なんと発芽の瞬間からすでに表れています。

春の訪れとともに、黒松の種は被さっている土を「ぐっ」と力強く持ち上げるようにして顔を出します。発芽したての茎(軸)の部分は赤みを帯びた褐色をしていることが多く、生命力に満ち溢れています。

種子の殻を帽子のようにかぶったまま伸びてくる姿は愛らしいですが、殻が外れた後に広がる初生葉(しょせいよう:最初の葉)は、すでに硬く、まっすぐに天を突くような鋭さを持っています。「これからどんどん大きくなるぞ」という気迫を感じさせる、とても頼もしい芽吹きです。

女松(めまつ)の優雅さ。ゆっくり目覚める五葉松

五葉松の発芽《まめぼん 〜mamebon〜》より

一方、別名「女松」とも呼ばれ、柔らかく短い葉が密集する姿が美しい五葉松。こちらの芽吹きは、黒松のそれと比べるとどこか控えめで、とても優雅です。

黒松が土を押し退けて出てくるのに対し、五葉松は土の隙間からそっと覗き込むように発芽します。茎の色は明るい緑色や淡い褐色をしており、全体的に柔らかな印象を与えます。

開いた初生葉も、黒松のように直線的ではなく、少し曲線を描くような柔らかさがあり、葉の色もどこか優しげです。

また、五葉松と一口に言っても、赤石、四国、吾妻、那須など、産地によって葉性(はしょう)や性質に多様な個性があります。発芽のタイミングや生まれたての葉の質感に微かな違いを見つけるのも、複数の種類を蒔いた人だけが味わえる特権です。

【比較表】黒松と五葉松、発芽のサインと特徴

毎朝の観察がもっと楽しくなるように、それぞれの特徴を表にまとめました。

観察ポイント黒松(クロマツ)五葉松(ゴヨウマツ)
発芽の勢い力強い。土を盛り上げるように押し入って出てくる控えめ。土の隙間からそっと顔を出す
茎(軸)の色赤みを帯びた濃い褐色が多い明るい緑色〜淡い褐色が多い
初生葉の質感硬めでハリがあり、直線的で鋭い柔らかく、少し曲線を描き繊細な印象
成長スピード比較的早く、初年度からぐんぐん背を伸ばすゆっくりと、自分のペースで時間をかけて育つ
全体的な印象骨太でたくましい「男松」の赤ちゃんしなやかで優雅な「女松」の赤ちゃん

違いを知ると、毎朝の観察が愛おしくなる

同じ環境、同じタイミングで水を与えていても、力強くスタートダッシュを決める黒松と、マイペースにゆっくりと背伸びをする五葉松。

どちらが優れているというわけではなく、この「生まれ持った性質の違い」こそが植物の面白さです。まだ数センチにも満たない小さな苗ですが、彼らはすでにそれぞれの「松」としてのアイデンティティを持っています。

種植えポット
まだまだ芽が出る気配がない・・・

私の種達は本日も爆睡中でした・・・黒松と五葉松合わせて500粒ほど種を撒いているので発芽が本当に楽しみです!

種を植えるなら今の時期が最適です。この4点があればチャレンジできますよ。

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