基本・鑑賞用語

樹形一覧 お手入れ
樹形一覧

※本記事はプロモーションが含まれています

盆栽を見る時や、愛好家同士の会話でよく出てくる基本的な言葉です。

基本的な用語

  • 正面(しょうめん) 盆栽を鑑賞する際の「表」となる顔のことです。根張りが一番良く見え、幹の模様が美しく見え、頭(樹芯)が少しお辞儀をして見える角度を正面に定めます。
  • 根張り(ねばり) 土の表面に見えている根の部分のこと。大地をしっかりとつかむ力強さが感じられる「八方根張り(四方八方に根が広がっている状態)」が良いとされます。
  • 立ち上がり(たちあがり) 根元から第一枝(一番下の枝)までの幹の部分。ここが太く、美しい曲線を描いていると価値が高まります。
  • コケ順(こけじゅん) 根元から先端(樹芯)に向かって、だんだんと幹が細くなっていく自然な流れのこと。「コケ順が良い」と表現します。
  • 実生(みしょう) 種から木を育てること。時間がかかりますが、傷のない美しい木や、根張りの良い木が作りやすいです。
  • 山採り(やまどり) 山などの自然環境から掘り出してきた木のこと。厳しい環境で育った独特の古色や曲がり(芸)が魅力です。

樹形(じゅけい)の種類

盆栽には様々な「形(スタイル)」があります。代表的なものを紹介します。

  • 直幹(ちょっかん) 幹が垂直に真っ直ぐ伸びた形。大木のような堂々とした風格があります(代表:黒松、杉など)。
  • 模様木(もようぎ) 幹が前後左右に曲線を描きながら立ち上がる形。盆栽の中で最もポピュラーな樹形です。
  • 懸崖(けんがい) 断崖絶壁から垂れ下がる木を模した形。幹や枝先が鉢の底よりも低い位置まで下がります。
  • 吹き流し(ふきながし) 強い風に吹かれ続けて、枝や幹が一方向に流れている様子を表現した樹形。
  • 双幹(そうかん) 根元から幹が2本に分かれている形。太い方を「親幹」、細い方を「子幹」と呼び、親子や夫婦に見立てます。
  • 株立ち(かぶだち) 一つの根元から3本以上の幹が立ち上がっている形。雑木林のような優しい雰囲気が出ます。
  • 石付き(いしつき) 石の上に木を植え付け、根を石に這わせたり、石のくぼみに植えたりしたスタイル。
樹形の種類
樹形の種類

幹・枝の部位・特徴

これを知っていると、盆栽の「見どころ」がより深く分かるようになります。

  • ジン(神) 枝が枯れて白骨化した部分。松柏類でよく見られ、古さや厳しさを表現します。
  • シャリ(舎利) 幹の一部が枯れて白骨化した部分。ジンと同様に、厳しい自然環境を表現する見どころです。
  • 一の枝(いちのえだ) 根元から見て一番下にある枝。樹形の骨格を決める重要な枝で、一般的に最も太く長く作ります。
  • 利き枝(ききえだ) その盆栽の樹形の中で、最も特徴的で全体の流れを決定づけている枝のこと。
  • 忌み枝(いみえだ) 樹形を美しく見せるために邪魔になる枝の総称(車枝、閂枝、逆枝など)。剪定の対象になります。

お手入れ・作業用語

日々の管理や作業で使う言葉です。

  • 芽摘み(めつみ) 春に伸びてくる新芽を指やハサミで摘み取ること。枝が伸びすぎるのを防ぎ、小枝を増やすために行います。
  • 葉刈り(はがり) 葉を切り取ること。主に雑木類で、大きな葉を小さくしたり(葉の小型化)、細かい枝を出させるために行います。
  • 針金かけ(はりがねかけ) アルミや銅の針金を幹や枝に巻きつけ、曲げたり向きを矯正したりする整姿作業。
  • 植え替え(うえかえ) 鉢の中に根が詰まってきたら、古い土を落として根を切り詰め、新しい土で植え直すこと。
  • 水切れ(みずぎれ) 水やりが不足して、木が脱水症状を起こすこと。枯れる最大の原因です。
  • 葉水(はみず) 根元だけでなく、葉っぱ全体に水をかけること。湿度を保ち、ハダニなどの害虫予防になります。

道具・土

盆栽専用の道具や用土の名前です。

  • 赤玉土(あかだまつち) 盆栽で最も基本となる用土。水はけと水持ちのバランスが良い「硬質」のものが好まれます。
  • 鹿沼土(かぬまつち) 酸性の土で、サツキやツツジ類の盆栽によく使われます。黄色っぽい色が特徴です。
  • 又枝切り(またえだきり) 枝を根元から切るための専用ハサミ。切り口がえぐれるように切れるため、傷口が肉巻き(修復)しやすくなります。
  • 癒合剤(ゆごうざい) 太い枝を切った時に、切り口に塗る薬(カットパスターなど)。人間でいう絆創膏のような役割で、乾燥や菌の侵入を防ぎます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました