【水やり】「春一番」に要注意!2月の水切れはなぜ起こる?

盆栽の水枯れ お手入れ
盆栽の水枯れ

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2月に入り、暦の上では「立春」を迎えました。 しかし、体感的にはまだまだ寒い日が続いていますね。

「寒いから、盆栽もまだ冬眠中でしょ?」 「水やりは3日に1回くらいで大丈夫かな」

もしそう思っているなら、要注意です。 実は2月こそ、「水切れ」による失敗が一番起きやすい魔の季節なのです。

今回は、2月の盆栽管理で絶対に気をつけるべき「春一番(強風)」と「乾燥」の対策について解説します。

なぜ2月に「水切れ」が起きるのか?

真夏ならともかく、なぜ寒い2月に水切れが起きるのでしょうか? その最大の原因は、「湿度」と「風」、そして「木の目覚め」にあります。

強風(ドライヤー効果)による急激な乾燥

2月は「春一番」に代表されるように、強い季節風が吹く時期です。 冬の空気はもともと乾燥していますが、そこに強風が吹き付けると、鉢の水分は一瞬で奪われます。

これは、濡れた髪にドライヤーを当てているのと同じ状態です。 「昨日の夕方に水をやったから大丈夫」と思っていても、強い風が吹けば半日でカラカラに乾いてしまうことも珍しくありません。

根っこが動き出している

根の活動
根の活動

地上の枝先はまだ固いツボミの状態ですが、土の中の根っこは、春の開花や芽出しに向けてすでに活動を開始しています。

1月までの「完全休眠」の時期とは違い、木は水を欲しがり始めています。 「活動したいのに水がない」という状態が続くと、春になっても芽が出ない、あるいは芽が出てもすぐに枯れてしまう原因になります。

天気予報で「強風」が出たらやるべきこと

風よけ
風よけ

2月の水やりは、気温だけでなく「風速」をチェックすることが重要です。

もし「明日は春一番が吹く」「強風注意報」という予報が出たら、以下の対策を行いましょう。

  • 棚から下ろす 風通しの良い棚の上は、この時期もっとも乾燥する場所です。一時的に地面やベランダの床に鉢を置き、風を避けましょう。
  • 風除けを作る 発泡スチロールの箱に入れたり、風上によしずを立てたりして、直接風が鉢に当たらないようにガードします。
  • 朝、たっぷり水をやる 強風の日は、普段より少し多めに水を含ませておきます。

2月の正しい水やりのタイミング

水やりのタイミング
水やりのタイミング

では、具体的にどのようなペースで水やりをすればよいのでしょうか?

「数日に1回」から「毎日チェック」へ

1月までは「3日に1回」というルーティンで良かったかもしれませんが、2月からは「乾き具合を毎日見る」習慣に戻しましょう。

  • 基本は1日〜2日に1回 晴れて風のある日は、1日1回必要なこともあります。 曇りで無風の日は、2日に1回で済むこともあります。
  • 時間は「午前中」が鉄則 夕方に水をやると、夜間の冷え込みで土の中の水分が凍ってしまい、根を傷める原因になります。 日が昇って気温が上がり始めた、午前9時〜11時頃がベストです。

要注意!「凍結」している時は水をやらない

凍った土
凍った土

寒い朝、鉢の土がカチカチに凍っていることがあります。 この時、「お湯」や「水」をかけて無理やり溶かしてはいけません。

凍っている状態で水をかけても、土の中に水が浸透せず、鉢の中で氷の層が厚くなるだけです。 自然に解けるお昼頃まで待ち、それから水やりをしましょう。

まとめ:春を迎えるためのバトンタッチ

2月の水やりは、冬の管理から春の管理への「バトンタッチ期間」です。

  1. 「風」が強い日は一瞬で乾くので注意する。
  2. 根は動き出しているので、1月よりも水が必要。
  3. 水やりは午前中に行い、夜の凍結を防ぐ。

この3つを守れば、3月・4月に美しい新芽を見ることができます。 人間にとっては辛い寒風ですが、盆栽にとっては「春の準備」の合図。水切れさせないよう、しっかりと見守ってあげましょう。

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